イワヘゴ |
採取作品 |
「林の中の家」 |
オシダ科 Dryopteris hirtipes |
採取場所 |
S区K町 「水原啓太邸」 |
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特 徴 |
原作では「ウラボシ科」となっていますが、本当は「オシダ科」の植物です。
現在ではレッドデータブックにのるほどの稀少な羊歯になっているようです。 |
作品での役割 |
スイラン、ツルニンジン、メハジキ、クルマバハクマ、イワヘゴ・・・。
さえざえとした空気が流れ込んでくる10月のある夜、雄太郎は万年筆でカードに草の名前を書きこんでいた。そこへ一本の電話が・・・。
ここから雄太郎と悦子は事件の謎に挑むのだ。 |
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カニサボテン |
採取作品 |
「灰色の手袋」 |
サボテン科 Zygocactus Truncatus Schum |
採取場所 |
世田谷区内 「水原啓太邸」サボテン室内 |
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特 徴 |
冬に長さ6〜9cmの花を一つつける。原産地はブラジル。 |
作品での役割 |
悦子がサボテン室を出ようとした時だった。私の視線が、ふと、レンガ敷きの床の一点にひきつけられた。『カニサボテン』と、貼り紙のしてある大きな鉢のうしろに、手札くらいの紙切れが一枚落ちているのが、目にとまったのだ。私は、かがんで紙切れを拾いあげた。どうせ兄の分類カードか何かだろう、と思ったが・・・。
はたしてその紙きれには何が書いてあったのだろうか。 |
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シャボテン |
採取作品 |
「林の中の家」「刺のある樹」
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サボテン科 Cactus |
採取場所 |
世田谷区内 「水原啓太邸」サボテン室内 |
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特 徴 |
よく多肉植物と混同される植物。 サボテンには、刺の付け根に棘座という器官があるので、 そのことで多肉植物と区別される。 サボテンには8000〜10000の種類があるとされている。
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作品での役割 |
仁木兄妹は水原啓太邸の留守番役を任せられる。シャボテンマニアの水原氏は海外出張中に自慢のシャボテンを枯らせてしまうといけないので、植物好きの雄太郎に白羽の矢が立ったのだ。
水原邸での雄太郎は玄人はだしのサボテンの管理をします。 家賃は無料、部屋も車も使い放題、そして得意な植物の管理もやり放題。 仁木兄妹は、この時期とても幸せな生活をすごしています。
また、「刺のある樹」というタイトルはこのシャボテンのこと。 どのような意味かは作品を読んでからのお楽しみです。 |
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マメザヤダケ |
採取作品 |
「黒いリボン」 |
クロサイワイタケ科 Xylaria polymorpha |
採取場所 |
世田谷区内 「水原啓太邸」 |
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特 徴 |
全体が黒色で、炭質が硬く、高さは3〜7cm。世界的に分布しており、珍しいものではない。ただ、日本ではこの種類の研究は遅れているらしい。左の写真を見る限りでは、何かの糞のように見えるが・・・。 |
作品での役割 |
悦子は青山の有田登美子を訪ねることになった。
「にいさん、車頼むわ。」
「電車で行けよ。ぜいたくだ。」
「春休みだもの。にいさんだって忙しくないでしょ?」
「忙しいよ。Xylaria polymorphaを植えるんだ。」
雄太郎は数日前から丸太ん棒を用意しており、実験用のキノコを植えるそうだ。しかし、キノコの学名を言われても、普通の人では理解できまい。 |
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ムクムクシミズゴケ |
採取作品 |
「虹の立つ村」 |
ムクムクゴケ科
Trichocolea Tomentella (Ehrh) Dumort |
採取場所 |
群馬県の山間の民宿「上毛荘」 |
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特 徴 |
山地の湿った岩や清流、倒木などに生えている。長さは5cm〜8cm。 |
作品での役割 |
浅田悦子は哲彦、鈴子と雄太郎の娘こずえを連れて、民宿「上毛荘」へ向かう。 4人は宿に着くと早速虫取りや水遊びに出かける。そしてそこへ悦子の兄、仁木雄太郎が遅れて到着するが、同じ「上毛荘」に宿泊する女性評論家の死体が発見され、事件に巻き込まれていく。
仁木雄太郎は大学で植物学を教えている。それも専門は蘚苔類。 普通の人なら気がつかない本の少量のコケでも、 雄太郎が見逃すはずはなかった。結局、その手がかりから犯人の嘘がばれてしまうことになる。
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