明るい闇(あかるいやみ)
  初出誌
1968年(昭和43年) 小説現代8月号
 作品関連
  雑誌 1968年 小説現代8月号 講談社
  書籍 1971年 穴 講談社
  書籍 1976年 仁木悦子 自選傑作短編集 読売新聞社
  書籍 1979年 穴 講談社文庫
  書籍 1986年 石段の家 自選傑作集 ケイブンシャ文庫
  書籍 2011年 仁木悦子長篇アラカルト 雨の巻 出版芸術社
 事件の舞台
   小田急 S駅・・・駅前の軽食堂「かつみ」、牧のアパート
 あらすじ
 盲人の私立学校教師・牧は、帰宅途中に馴染みの食堂「かつみ」で夕食をとっていた。すると、隣の席に居合わせた男にコートを間違えて持って行かれてしまった。そこで仕方なく置いていかれた別のコートを自宅に持って帰った彼は、触覚から「南川」という名前の刺繍と、衿の部分に何か厚みのあるものを縫い合わせてあることに気がついた。翌日、牧のもとに「南川」の使いの者と名乗る男がコートを取りに来るが、牧が疑念を持っていることに気づくと、突然彼を襲いコートを奪って逃げてしまう。
 登場人物
牧 私立の盲学校の数学・理科教師。盲人。
幸っちゃん 駅前の軽食堂「かつみ」の女店員。20歳過ぎ。
南川 ヤクザ。
若造 南川の部下。
津崎 南川に対抗するヤクザ。
老夫婦 牧が住む離れの大家。