やきいもの歌(やきいものうた)
  初出誌
1966年(昭和41年) 別冊女学生の友11月号
 作品関連
  雑誌 1966年 別冊女学生の友11月号 小学館
  書籍 2013年 仁木悦子少年少女小説コレクション2 論創社
 事件の舞台
   目黒区K町・・・山下宅、真野宅、赤井が住むアパート、マーケット、魚屋、バー「美登里」、
            桜林医院、花房洋裁店、パチンコ店
   目黒川・・・赤井が酔って溺死する
 あらすじ
 高校生のトメ子は紗織の家で一緒に勉強をしていた。紗織は体が弱く学校を休みがちだったため、トメ子が習ったことを教えにきているのだ。そこへ紗織の弟・靖雄がやってきて、先日目黒川でおこった男性の溺死は、事故ではなく殺人ではないかという噂話を聞いてしまったというのだ。そこで私立探偵になることが夢のトメ子は、その真相を探ろうと動き出した。
 登場人物
山下トメ子 私立探偵に憧れる女子高生。
真野 紗織 トメ子の親友でクラスメイト。体が弱い。読書が好きで国文が得意。
真野 靖雄 紗織の弟。中学1年生。ハーモニカが得意。
紗織・靖雄の母。
桜林 紗織の主治医。「桜林医院」の院長。
島川 「桜林医院」の若い医師。紗織は良く思っていない。
花房 「花房洋裁店」の女性店主。一週間前に母を亡くす。
赤井 章太 元・パチンコ店店員。27~8歳。目黒川で酒に酔ったまま落ち溺死。
女の人 パチンコ店店員。店に勤めて半年。
トメ子の父。
トメ子の母。