三影潤の軌跡
メンバーの紹介
「桐影秘密探偵社」メンバーのご紹介 【桐影秘密探偵社】(とうえいひみつたんていしゃ) 高田馬場駅にほど近い8階建てのビル、敬和マンション302号室にある探偵社。 社名は桐崎の「桐」と、三影の「影」から。 桐崎の自宅兼用で、玄関脇の10畳ほどの洋間一間を業務用にしている。 桐崎と三影の共同経営で、従業員は3人。 ●三影 潤(みかげ じゅん) シリーズの主人公。 探偵社では主に刑事事件担当。 東京に生まれ、早くに両親を亡くす。 上越に疎開経験があるが、大学は東京のQ大学心理学科を専攻。 大学卒業後、広告代理店に勤め結婚をするが、 2年後に妻を殺され失職、アルコールに溺れた生活を送る。 しかし、たまたま目に入ったニューワールド綜合探偵社のチラシをみて、探偵業の道へ進み、 6年後に「桐影秘密探偵社」を桐崎と立ち上げる。 趣味はスキー、美術、クレー射撃。特技は人の顔を描くこと。 愛車はライトグレイのローレル。煙草はホープ。 腕力は無いが、逃げ足は速い。 子供好きというよりは子供に好かれるタイプ。 ●桐崎 秀哉(きりざき ひでや) 探偵社では主に民事事件担当。 80キロ近い巨体で黒褐色の太ぶち眼鏡という外見。 只でも正義のために事件に挑む三影を、なんだかんだ言いながら最終的にはバックアップする。 ●桐崎 桃子(きりざき ももこ) 探偵社の秘書兼事務係兼会計係。 桐崎秀哉夫人であり、祥子、第二子の母親。旧姓は「小田」 依頼人の前では、旧姓の「小田君」と呼ばれている。 卵形の顔に、小麦色の肌、髪をボーイッシュに刈り込んだ、なかなか頭の切れる小柄な女性。 ●桐崎 祥子(きりざき さちこ) 桐崎家の長女。三影が35歳の時に、祥子は2歳。 あだ名は「サッチイ」。 日中は保育園に通っている。 三影にもなついている。 ●桐崎の第二子 「数列と人魚」にのみ「二人の子供」と文中に登場。 しかし、名前も性別も全く記載が無い。 またこの作品がシリーズ最終作となったため、その後も登場しない。 |
つづいてその他関係者のご紹介 ●妻 三影が24歳の時から2年間結婚していた女性。名前の記載は無い。 無邪気で気がやさしい。オルガンが好き。 職業は商事会社のタイピスト。 妊娠(後に男の子と判明)していた結婚2年後に、帰宅途中に痴漢に襲われ抵抗したため、扼殺される。 ●S子 「冷えきった街」で登場する三影のガールフレンド。 結婚を望んでいたようだが、三影は決断していない。 作品中ではソーシャルワーカー的存在として登場。 |
潤の 年齢 |
掲載作品 | 事件の依頼人 | 出来事・その他 |
出生 | − | − | 東京に生まれる。 |
− | − | − | その後、上越のスキーロッジに疎開。 |
− | − | − | 両親をともに亡くす。 |
18歳 | − | − | 東京のQ大学心理学科を専攻。 |
21歳 | 夢魔の爪 | − | 小学四年生だった篠村賢一郎の家庭教師をする。 |
22歳 | 冷えきった街 | − | 大学卒業後、広告代理店に就職。 |
24歳 | 冷えきった街 | − | 商事会社でタイピストをしている女性と結婚。 |
26歳 | 冷えきった街 | − | 妊娠中の妻が痴漢に襲われ、抵抗した際に扼殺される。 このあたりまで、武蔵野市周辺に住む。 |
27歳 | − | − | 三影、広告代理店を退社。 アルコールに溺れる生活を数ヶ月続ける。 |
28歳 | − | − | 偶然目にとまった「ニューワールド綜合探偵社」のチラシを見て、 同社に就職。 そこで桐崎と出会う。 このあたりから、四谷のアパートに住む。 |
29歳 | 蜜色の月 | − | スキーの指導員として、私立女子高のスキーツアーに同行する。 その中に、後に出会う飯谷早夜子がいた。 |
33歳 | − | − | 桐崎とともに「ニューワールド」を退社。 独立して共同経営の「桐影秘密探偵社」を設立。 |
夢魔の爪 | 篠村 夫人 | 4月。 篠村夫人の長男、賢一郎の催眠術殺人を相談され、 三影はクラスメートだった井萩らの協力で見事に事件を解決する。 |
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緋の記憶 | 北松 園美 | 12月。 園美の不思議な夢について相談され、 三影はその夢に関連した過去の出来事を解決に導いた。 |
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34歳 | 沈丁花の家 | 土崎 儀平 | 3月中旬。 土崎家で、孫の人物調査を依頼されるが、 三影はその後に土崎家で起こった殺人事件を見事に解決する。 |
どこかの一隅で | 四ツ木保三 | 6月末頃。 以前、依頼されていた用件で四ツ木家を訪ねた三影だが、 そこで保三の死体を発見し、その殺人事件を解決する。 |
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色彩の夏 | − | 7月末。 三影が休暇中、東伊豆の海岸で女性の転落事故に遭遇する。 |
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色彩の夏 | − | 8月末。 三影は東伊豆で出会った女性が車に轢かれそうになったところを助け、 このことに関連する東伊豆の事件を見事に解決する。 |
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35歳 | 蜜色の月 | 飯谷早夜子 | 4月初旬。 大学時代にスキーを指導した早夜子と出会った三影は、 彼女の恋人・淵中の原稿紛失を相談され、 それに関わる殺人事件も見事に解決する。 |
夏の終る日 | − | 6月。 三影は良金美奈子から夫の浮気調査を依頼される。 |
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夏の終る日 | 良金美奈子 | 8月末。 美奈子から呼び出された三影は、 美奈子の夫・卓夫の殺人事件に巻き込まれ、 犯人扱いされながらも見事に事件を解決する。 |
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冷えきった街 | 竪岡清太郎 | 9月24日。三影35歳。 『八年も一つの仕事をやっていると、いろいろと知恵がつくものである。』 竪岡家の家族に続いておこる奇妙な出来事の相談を受けた三影は、 その後に起こる連続殺人事件を見事に解決する。 |
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暗緑の時代 | 河部 綾子 | 秋。祥子2歳半。三影30代半ば。 絵画の個展に立ち寄った三影は、そこで絵画盗難未遂事件に遭遇し、 それにまつわる殺人事件を見事に解決する。 |
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くれないの文字 | 日吉慶二郎 | 冬。祥子2歳。 依頼人から兄嫁の素行調査を依頼された三影は、 それに関わる殺人事件を見事に解決する。 |
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36歳 | 白い時間 | 柴戸 則子 | 旧正月を過ぎた頃。 則子から息子の失踪の相談を受けた三影は、 それに関する殺人事件とともに見事に解決する。 |
しめっぽい季節 | 田畑エミ子 | 3〜4月。祥子あと2〜3ヶ月で3歳。「三影35〜6歳」という表記。 桃子のPTA仲間・エミ子は、 夫が子供を連れ去ろうとした男を殺してしまったと、 相談を持ちかけてくるが、それに関する殺人事件もおこり、 三影が見事に解決する。 |
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美しの五月 | − | 5月。 ふとであった少女から「クラスの子を殺した」と告げられた三影は、 その殺人事件を見事に解決する。 |
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37歳 | アイボリーの手帖 | 井草 敦雄 | 1月中旬。 『この探偵根性を唯一の武器として、 私は十年間めしを食ってきたのだから。』 依頼人の妻の失踪事件を依頼された三影は、 それに関する殺人事件を見事に解決する。 |
白い部屋 | − | 1月末。 柿の木坂で拳銃により負傷(『アイボリーの手帖』参照)した三影は 入院中に同室の患者が話していた殺人事件を解決する。 (この作品では桐崎夫妻が出てこないため、この頃に第二子出産か?) |
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青い風景画 | − | 2月14日。 津永和佳子から「自分が殺される」という相談を受ける。 |
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青い風景画 | − | 2月15日。 和佳子の依頼により、南伊豆の城之浦家別邸に向かった三影だが、 そこで和佳子が殺されてしまう。 |
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青い風景画 | 沢崎 緋紗 | 5月。 緋紗から、自分の恋人が和佳子殺害事件の容疑をかけられていることの 相談を受け、事件解明にのりだし、見事に解決する。 (この作品には桃子夫人が出てこないため、育児に専念か?) |
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数列と人魚 | 箕井 昭 | 晩秋。桐崎に2人の子供。 依頼人の妻の失踪事件を依頼された三影は、 それに関する殺人事件を見事に解決する。 この事件以降、登場作品が無いため、実質「最終作」となっている。 |
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