仁木兄妹の軌跡
仁木兄妹一家のご紹介
●仁木雄太郎(にき ゆうたろう) 登場当初は身長174cm、体重45.5kg。 東京の大学の植物学科の学生だったが、後に大学理学部の講師→助教授(→学者?)となる。 透明で暖かな茶色の目、広い形のいい額、よく通った鼻筋、 デリケートな感じの口、とがったあごを持つ。 とにかく3度の飯より植物が好き、その後理学部で「蘚苔類」を専門に研究。 冴子夫人と結婚後、野方にある公団住宅の3つ目の棟の2階に住居をかまえる。 冷静沈着に推理するタイプ。 ●仁木 冴子(にき さえこ) 作品中では、「虹の立つ村」で第2子製造中以外は目立った登場をしない。 悦子が事件に首を突っ込んだ際に哲彦や鈴子を預ることもある。 ●仁木こずえ(にき こずえ) 雄太郎と冴子の娘。仇名は「コッペ」。 哲彦とは一つ年下。鈴子とは一つ年上。 大きな茶色い目をして、言葉遣いもシッカリしている。 悦子を「おばちゃん」と呼ぶ。 ●浅田 悦子(旧姓・仁木)(あさだ えつこ) 登場当初は身長145cm、体重60kg。雄太郎の2歳年下。 もとは東京の音楽学校の師範科の学生。 学校ではクラシック音楽を勉強しているが、本当はジャズの大ファン。 小さい頃から母の影響でピアノが弾けたため、中学の音楽教師やピアノ教室の教師をしたり 個人授業をもったりしている。 また、小学校から高校まで陸上の短距離をやっていて、運動神経は悪くない。 夫の史彦との馴れ初めの記載はないが、結婚後1男1女をもうけている。 とにかく好奇心旺盛で、結婚後も子どもをつれて、事件解決に走り回る。 その姿に夫・史彦や同僚の記者・宇部もヒヤヒヤだが、彼らは悦子をうまくサポートしている。 独身時代〜「初秋の死」までは「私」、その後は「わたし」となっている。 ●浅田 史彦(あさだ ふみひこ) 東都新報社航空部に勤務するヘリコプターのパイロット。 高校時代はギターを弾く。 大学の法科を中退し、現在の新聞社に勤務。 ばさばさとした硬い黒い髪に、四角ばったアゴをもつ色黒の男。 同僚の宇部に、いいネタを提供する。 悦子からは「フミ」と呼ばれる。 ●浅田 哲彦(あさだ てつひこ) 史彦と悦子の息子。仇名は「テッチン」。 神経質で感じやすいが、幼稚園は好き。 父の影響からかヘリコプターマニア。ままごとでもヘリコプターパイロット役をする。 少々生意気な口を利く。 ●浅田 鈴子(あさだ すずこ) 史彦と悦子の娘。仇名は「スウ子」。 よく食べよく眠り、世話が焼けない。 母に似て、病院にも行かないまるまるとした健康優良児。 またとても人なつっこく、特に宇部には妙になついてしまい、 「鈴子を嫁にもらってもらわなければ。」と史彦から冗談を言われてしまうほど。 「クマの子ベーちゃん」が大好き。 |
つづいて準レギュラーのご紹介 ●宇部 記者 東都新報社の社会部記者。 悦子が事件に関わると、まず史彦からお声がかかる。 悦子と2人だけであう時は、史彦を気遣うからか、若干気後れする。 特に鈴子になつかれている。 ●多治木家 浅田家の前に(後に斜向かい?)住む。 おばあちゃんは特に悦子と気が合い、悦子が出かける時は子どもたちを預る。お裁縫が得意。 おじいちゃんは、元区役所勤務、現在は会社の倉庫番をしている。 娘が離婚し、夜の勤めのため別居をしているので、孫の昇は、老夫婦が育てている。 昇は、哲彦と幼稚園のクラスメート。 |
年 代 | 掲載作品 | 出来事・その他 |
昭和10年頃 | 赤い痕 猫は知っていた 他 |
東京の目黒で兄・雄太郎、その2年後に妹・悦子が生まれる。 (父)偏屈屋。 (母)料理が得意で陽気。 ばあやがいるほど裕福な家だった? また、近所には後に箱崎病院連続殺人事件で協力する峰岸周作が住む。 |
戦時中 | みどりの香炉 赤い痕 |
空襲を避けるために、信州へ疎開する。 その際、ばあやは郷里に戻り、大工の仙七のもとに嫁ぐ。 父は高校の数学教師。 母は音楽の教師。 悦子は母からピアノを教わった。 |
昭和23年頃 | みどりの香炉 | 雄太郎中学3年、悦子中学1年の時に、父の学友・橋本家で、 ヒスイのつぼ盗難騒動にまきこまれ、見事に解決する。 |
昭和27年頃? | 黒いリボン | 遠い親戚でピアノの先輩でもある木戸女史の家で、 悦子は音大の声楽科の学生、有田絵美子と知りあう。 |
昭和28年頃か? | 二人の昌江 | 雄太郎・悦子は東京に出てきて下宿生活をする。 この頃に雄太郎は植物学科の大学生となったのか? 悦子は品川の松田家で娘の月枝・花子にピアノを教える。 |
昭和29年頃? 秋 |
月夜の時計 | 元警部・峰岸周作と杉本警部補によって 阿佐ヶ谷の助教授夫人殺人事件が解決される。 この事件の後に杉本は「警部補」から「警部」に昇格。 |
昭和30年頃 7月4日 |
猫は知っていた | それまで借りていた部屋を追い出され、 雄太郎の友人・牧村氏の紹介で下宿先を世田谷区の箱崎病院に移す。 (下宿代)娘の幸子にピアノを教えること この時雄太郎は植物学科の学生、悦子は音楽大学の師範科の学生。 そこで連続殺人事件に巻き込まれ、見事に事件を解決する。 その際に、雄太郎は元警部・峰岸周作に協力をあおぐ。 |
10月 | 林の中の家 | 事件後に箱崎医院をでた兄妹は、ヨーロッパ外遊のため、 S区K町の水原啓太邸の留守番役を頼まれる。 (水原啓太)日本で有数の貴金属商。また世界的なシャボテンマニア。 (水原直子)啓太氏の妻。悦子の音大の先輩。オペラ歌手。 下宿代は只。 但し、水原氏のコレクションのシャボテンの世話することが条件。 さらに車(黒塗りのルノー・ナンバー「五 す 3464」)は乗り放題。 ドイツ製のグランドピアノは弾き放題。 さらにバイトをしなくてもいいように留守番料までもらえる好待遇。 水原邸にかかってきた電話が、途中で悲鳴に変わり、 電話の主である近越邸にむかうと、そこでタンゴ歌手の死体を発見する。 雄太郎と悦子は抜群の推理力から、その殺人事件を見事に解決する。 |
昭和31年頃 1月 |
刺のある樹 | 砧警部補の紹介で尾永益治氏は、雄太郎に相談をもちかけるが、 代々木にある尾永邸で殺人事件が発生し、 雄太郎・悦子は難なく事件を解決する。 |
4月上旬 | 黒いリボン | 悦子の友人、国近絵美子の娘の誘拐及び殺人事件が起こり、 雄太郎と悦子は犯人・ブラック・リボンと対決、見事に解決する。 |
5月25日? (晩春) |
弾丸は飛び出した | 悦子、新聞紙上では20才。 悦子はお使いの帰りに寄った歯科医院のテレビから 弾丸が飛び出すという奇怪な事件に巻き込まれ、 雄太郎と共に事件を解決する。 |
9月上旬 (初秋) |
黄色い花 | 隣の数川家で殺人事件が起こり、 雄太郎と悦子は砧警部補と協力して、見事に解決する。 |
昭和32年頃 (早春) |
灰色の手袋 | 「シャボテンを育ててまる2年」? 悦子がよく頼んでいるクリーニング店で殺人事件が起こり、 雄太郎と悦子は、見事に事件を解決する。 |
昭和33年 9月? |
赤い痕 | 雄太郎と悦子は、ばあやの住む奥秩父へ出かける。 道沿いには「瑞々しく熟した赤紫の桑の実」がみられた。 しかし、その村で「今から9年前の昭和24年に起こった事件」に 関連した殺人事件に巻き込まれ、 ばあやの息子の巡査に手柄を立てさせる。 |
10月頃 (秋) |
暗い日曜日 | 「私の家」から駅前の商店街に行くため、お宮を横切ろうとした悦子は、 ケヤキの木のかげで死体を発見する。 (→「私の家」ということは水原邸から引っ越したか?) そこで悦子は雄太郎の助言をもらい、事件を解決する。 |
- | サンタクロースと 握手しよう |
悦子は大学を卒業後、中学の音楽教師をしていた。 |
昭和36年頃 3月下旬 |
ただ一つの物語 | 雑誌「十代の友」のペンフレンド、木崎七重から 「クマの子べーちゃん」の手製の本をもらう。 哲彦2歳半。 その3ヶ月後の6月24日、木崎七重は亡くなるが、 悦子は出産間近でお葬式には参列できなかった。 (→鈴子は7月上旬の生まれか?) (→ということは哲彦は10月の生まれか?) |
昭和37年頃 | 二人の昌江 | 史彦が八丈島で並木昌江と知りあい、 その後、家族ぐるみの付き合いをする。 |
昭和39年頃 9月上旬 (初秋) |
初秋の死 | 哲彦はあと一ヶ月で満四才。鈴子は赤ん坊。 悦子の高校の先輩・柏井由紀子が嫁いだ鷺ノ宮の黒松邸に 向かった悦子親子はそこで黒松夫妻の死体を発見する。 そこで悦子は史彦の同僚・宇部の手助けを借り、事件を解決する。 悦子は運転免許を所持し、中古コロナを乗る。 |
12月20日 〜 12月24日 |
木がらしと笛 | 悦子は顔見知りの西崎夫人と共にある殺人事件に巻き込まれる。 しかし、持ち前の行動力で、事件を解決する。 |
昭和40年頃 3月上旬 |
ひなの首 | 鈴子はもうすぐ2才。 悦子は、以前松田家から譲り受けたおひな様の首から意味深なメモを発見し、 それにより過去に松田家でおきた殺人事件を解明する。 |
4月下旬 〜 5月下旬 |
赤い真珠 | 哲彦は5才。鈴子は年齢の記載なし。 浅田家の斜向かいの為永家で夫人が感電死する事故が起こる。 しかし、のちにそれが殺人事件だとわかり、悦子が事件解決に乗り出す。 |
8月 | 二人の昌江 | 悦子は友人の並木昌江とともに、亡くなった祖母の家を訪ねると、 そこにもう一人の並木昌江がいるという不思議な出来事に遭遇する。 しかし、夫の同僚・宇部とともに謎を究明し解決する。 |
11月下旬 (初冬) |
うさぎさんは病気 | 哲彦5才。鈴子2才。 悦子は毎週木曜日に「白石音楽教室」でピアノを教えている。 そこに通う矢込通子の祖母が川で転落死してしまう。 しかし、その死に疑問を持った悦子が、謎を解く。 |
昭和41年頃 4月頃? (春先) |
ただ一つの物語 | 哲彦は幼稚園児、鈴子は年齢の記載なし。 木崎七重さんからもらった「クマの子べーちゃん」の絵本をめぐる 不思議な事件が起こる。 悦子は、史彦と共にその謎に挑む。 |
7月中旬 | 子をとろ 子とろ | 哲彦5才。鈴子2才。 哲彦が通うポプラ幼稚園で流行る「子とろ女」に、 脅え続ける原島夫人が殺人事件に巻き込まれてしまう。 そこで悦子は事件の謎に挑み、見事に解決する。 この時期から自家用車がコロナからマークUに変わる。 |
8月頃? | 虹の立つ村 | 哲彦5才。こずえ4才。鈴子3才。 冴子夫人は二人目の製造過程中。 (→哲彦と鈴子は2才9ヶ月年齢が違う。間違いか?) 悦子親子と雄太郎の娘・こずえは、 遊びに行った群馬県の民宿で殺人事件に巻き込まれる。 そして途中から合流した雄太郎と共に事件を解決する。 |
12月24日 | サンタクロースと 握手しよう |
哲彦5才児クラス「うさぎ組」。鈴子3才。 哲彦が通う幼稚園のクリスマス会で、サンタに扮した父兄が殺されてしまう。 悦子は夫の同僚・宇部と共に事件を解決する。 終盤に悦子が「哲彦は3月にはポプラ幼稚園をお別れして1年生、 鈴子はひよこ組に入園」というセリフがある。 哲彦の小学校入学が1年早い気がするが、悦子の勘違いか。 |
5月 (春) |
青い香炉 | 山中の民宿に悪天候で閉じこめられた面々は、 半年前におこった殺人事件について、推理合戦を始める。 その中にいた植物学者の中年男とは・・・。 |
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